所沢神明社秋季例大祭

日 時:9月15日
参加者:25名
2時45分に「ところ荘」駐車場付近に集合し、本日の責任者であるKさんから「秋季例大祭」や本日奉納される御神楽につき説明を受ける。
境内の片隅の舞台では重松流のお囃子が奏でられていた。今日も残暑が厳しい性か人影もまばらである。参拝を済ませる。拝殿の付近では、お神酒、かき氷、焼イカ、焼き栗、お餅などが振る舞われていた。
地元の氏子の歴史散策クラブのAさんがお神酒のお世話をしていたこともあり、早々に場所を確保し、そのままお神酒や焼イカ、焼き栗などを頂き、その場に居座ってしまった。
神明社は所沢市の産土の神であり、所沢総鎮守でもあります。主祭神は天照大御神です。

由来は、大和武尊が東征にあたり、小手指原にさしかかり、休憩したおり、天照大御神に祈られた事に因んで、土地の民が天照大御神を祀ったものといわれてます。
文政9年(1826)に、火災に遭い社殿および別当寺であった真言宗花向院が焼失し、このおりに古記録、宝器のほとんどが失われたため、正確な創立年は不詳です。
明治2年に寺社を分離して花向院は廃寺、神明社が独立し、明治35年に現在の社殿が建立され、昭和9年に総檜造りの拝殿が完成しました。
秋季例大祭は、毎年9月15日に行われ、年間の祭典で最も重要なお祭りです。祭典後、竹間渾里神楽の巫女舞と御神楽が奉納されます。
御神楽は16時頃から20時頃まで行われ、この間、住吉三神・式三番、高天原神集、幽顕分界が奉納されます。
竹間澤里神楽とは
江戸近郊の神楽の多くは、1つの神社にのみ伝えられている神社付きの神楽とは異なり、それぞれの神社で祭礼の際に招かれて舞う神楽が多くあります。
これを里神楽と呼びます。里神楽は元締めを中心に集団をつくり、祭りの季節になると招かれて各地の神社の祭礼で里神楽を奉納します。
竹間澤の前田家は元締めの一人で、代々引き継ぎ、その伝統は百数十年にも及びます。
竹間澤の里神楽は県の有形民族文化財に指定されており、指定の理由には神楽師自らが面を彫ったことが挙げられてます。
          【1班調査資料より】