慈光寺を訪ねる

日 時:2012.10.13(土)
出席者:17名
コース:所沢8:59発⇒本川越⇒川越市⇒坂戸⇒越生  
    越生駅(バス)⇒せせらぎバスセンター⇒(乗換)⇒慈光寺
慈光寺に着くと住職が出迎えてくれた。
住職は寺の歴史や国宝を含めた宝物の数々を紹介してくれた。
〇慈光寺
寺に伝わる縁起によると天武天皇2年(673)釈慈訓により、また同9年(680)役小角により、さらに唐僧鑑真の高弟である釈道忠により、開かれたと伝えられている。
その後、貞観13年(871)の大般若経が伝来しているように、平安時代になると一層繁栄し、清和天皇(850~880)から「天台別院一乗法華院」の勅額を与えられたと云われている。
鎌倉時代になると、源頼朝から仏像と田畑1,200町歩の寄進を受けたと云われ、幕府祈願寺として手厚い保護を得ていた。このころ、一山75坊を擁する大寺院として隆盛を極めていたと思われる。しかし、源氏滅亡とともに寺も衰え、室町、戦国時代は厳しい試練を受けた。江戸時代になると寺領100石が与えられ、その後の歴代住職の懸命な努力によって現在に至り、1,300有余年の法灯を保ち続けている。
当寺には国宝の法華経一品経をはじめ国指定の重要文化財を数多く所蔵している。
☆阿弥陀堂(本堂)

☆慈光寺観音堂


坂東三十三所観音霊場第九番札所の観音堂。
現在のものは文化7年(1810)頃に再興された。



☆霊山院
慈光寺の塔頭として、今から800年前の建久8年(1197)に創建された。開山は臨済宗の開祖栄西禅師の高弟である栄朝禅師。
創建に当たって後鳥羽上皇から勅命を受けている。東国最古の禅寺。
☆女人堂

《担当班:2班》
《参考文献:慈光寺、ときがわ町教育委員会・観光協会資料》