宝登山神社と宝登山の蝋梅

日    時:2月3日(火)晴れ
出 席 者:9名
集合時間:時20
行  程:
 930     958     1057       1112     1139
所沢駅  ⇒ 飯能駅  ⇒ 西武秩父駅  ⇒ 御花畑駅  ⇒ 長瀞駅

徒歩  1200  ロープウェイ   12301330     ロープウェイ  
⇒ 宝登山神社  ⇒  宝登山山頂(蝋梅園・梅百花園) ⇒ 宝登山神社
  
徒歩 1414          1435      1508      1558     1632
⇒ 長瀞駅  ⇒ 御花畑駅  ⇒ 西武秩父駅  ⇒ 飯能駅  ⇒ 所沢駅   
   
費   用: 交通費  1,860円(秩父フリー切符 所沢よりの往復料金)
         ローブウエイ(往復) 740円
         長瀞郷土資料館   200円


○宝登山神社
参道には雪の塊が積み上げられていた。
きょうは節分のためか参拝客が多い。
社伝によると、景行天皇の皇子である日本武尊による東征の際、尊が遥拝しようと山頂に向っていると巨犬が出てきて道案内をした。その途中、東北方より猛火の燃えて来るのに遭い、尊の進むことも退くこともできない状態になってしまった。すると巨犬が猛然と火中に跳入り火を消し止め、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。
このことから「火止山」の名が起き、のちに「宝登山」となったという。また巨犬は大山祇神(大山津見神)の神犬であった事を知り、防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭した。これが当社の起源であるとされる。
三神とは:
神日本磐余彦尊 《かんやまといわれひこのみこと》(神武天皇のこと)
大山祇神 《おおやまづみのかみ》
(古事記では『大山津見神』と表記し、神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神とされている。)
火産霊神 《ほむすびのかみ》
(古事記では、火之夜藝速男神《ひのやぎはやをのかみ》・火之炫毘古神《ひのかがびこのかみ》・火之迦具土神《ひのかぐつちのかみ;加具土命》と表記され、神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神である。火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死んでしまう。

★宝登山ロープウエイ駅に向う道には、まだ残雪が。。
★宝登山蝋梅園
宝登山は標高497㍍の山。
山頂一帯、約15,000平方メートルの敷地には約3,000本の臘梅が咲く。 山頂から眼下に広がる秩父の町並みや、「武甲山」、「両神山」など眺望が美しい。
蝋梅はちょうど今が見頃であった。
○長瀞郷土資料館
★旧新井家住宅(国指定重要文化財)
もと長瀞町大字中野上(長瀞町役場の近所)にあったが、昭和50年3月にこの場所に移築された。新井家は江戸時代に名主をつとめたといわれているが、それを裏付ける文書等は残されていない。
旧新井家住宅が建設されたのは今から270 年ほど前と考えられている。
建物の構造は、かつて秩父に多く見られた養蚕農家の姿をよく表しているが、最も大きな特徴は屋根が板葺だということ。下地となる竹の上に長方形の薄い栗板を重ね、この上に石をのせて板を押さている。栗板が使われたのは、栗が他の木にくらべて雨に強いからだ。 秩父地方では、板葺屋根は茅葺屋根とならんでよく見かけられたが、現在は旧新井家住宅だけとなってしまったそうだ。(長瀞町教育委員会資料より抜粋)