原宿・表参道・青山を歩く

1.日 時    平成30年11月20日(火) (雨天予備日 11月21日(水))
2.集 合    8時50分 所沢駅2階改札内 (8:58発池袋行き乗車)
3.行 程
所沢駅 ⇒ 池袋駅 ⇒ 原宿駅 ⇒  竹下通り ⇒ 東郷神社 ⇒ 表参道欅並木 ⇒根津美術館(昼食)⇒ 青山霊園 ⇒ 外苑前駅
(外苑前駅にて解散します)
<帰路> 外苑前駅 ⇒ 渋谷駅 ⇒ 所沢駅(所要時間 約50分)
4.費 用    交通費(往復)1,041円  (往路505円 ・ 復路536円)    
         根津美術館入館料 1,300円  昼食代 1,400円(パスタ+飲み物)
♦宮廷ホーム
皇室専用のホーム。天皇陛下の静養の際などに使われる「お召し列車」が発着していた。
完成は1925年(大正14年)10月。体調が悪化していた大正天皇が移動する際、人目につかずに乗降出来るように作られたとされる。
翌年大正天皇が葉山御用邸への移動の際初めて使われたが、平成13年5月以降使用されていない。
♦竹下通り
原宿駅から明治通りに向かって緩やかに下る全長350メートル程の通り。
毎日午前11時から午後6時までは歩行者天国となっている。
竹下通りは若者の街として広く知られ、若者向けの個性的なファッションブティックなど 小規模な店舗が多く、修学旅行生の他外国人観光客で賑わっている。
♦東郷神社
日露戦争で連合艦隊司令長官として指揮を執り、日本海海戦で完勝した東郷平八郎元帥を祀る神社。
東郷平八郎が昭和9年(1934年)5月30日に亡くなると、全国から海軍省に東郷を顕彰する神社創建の要望と献金が相次いだ。当時の海軍大臣大角岑生が財団法人「東郷元帥記念会」を設立し、寄せられた献金によって神社の創建が計画され、昭和12年9月に地鎮祭、昭和15年に御鎮座祭が行われ同時に府社に列格した。
昭和20年(1945年)東京大空襲によって社殿が焼失したが、戦後復興の機運が高まり昭和39年(1964年)現在の社殿が完成した。
【東郷記念館】
♦表参道
原宿駅付近の神宮橋交差点から表参道交差点までの全長約1.1㎞の区間を指す。
明治神宮の造営に合わせて大正8年(1919年)に完成。
幅員36m、片側2車線・往復4車線。歩道にはケヤキによる街路樹。
表参道の街路樹である欅は、通りの左右に1列ずつ、合計で163本が生育している。
大正時代に植えられた元々の欅は、東京大空襲によって大部分が焼失し、現在の欅の大部分は昭和25年(1950年)頃植え直したもの。
ただし、表参道ヒルズ前などの合計11本は戦火に耐えた樹木であり、樹齢90年を超えているものもある。初代の欅については現地に解説板が備わっている。
♦表参道ヒルズ
平成18年(2006年)に開館した商業施設、住宅施設及び駐車場からなる複合施設。
地上6階、地下6階。西館、本館と同潤館からなり、地下3階から地上3階は国内外の有名ブランドなどが入る商業施設であり、4階以上は住居施設となっている。
表参道の傾斜にあわせ床をスロープ状に傾斜させているのが特徴である。
同地は昭和2年(1927年)に鉄筋コンクリート3階建てアパートとして竣工し、当時時代の先端をいく建物として、観光バスの立ち寄る表参道の新名所ともなった「同潤会青山アパート」の跡地である。
東端に旧建物の建材を使用した往時を偲ぶ建物「同潤館」が設置されている。
♦根津美術館
実業家(東武鉄道社長)で茶人の初代・根津嘉一郎(1860年~1940年)の収集品を展示する為に作られた美術館で、昭和16年(1941年)に開館し、平成21年(2009年)に新国立競技場の設計者隈研吾のデザインにより新装開館している。
敷地は江戸時代,河内国丹南藩藩主の高木家の下屋敷が、維新後荒果てていたところを明治39年(1906年)に根津嘉一郎が取得し、造園した嘉一郎の私邸跡で、広大な庭園は自然の起伏を活かした高低差のある回遊式の日本庭園で、庭内には4棟の茶室が点在している。
根津コレクションは、茶道具、仏教絵画、写経、水墨画、近世絵画、中国絵画、漆工、陶磁、刀剣、中国古代青銅器など、日本・東洋美術のあらゆる面の一級品が揃っている。
収蔵品は平成28年現在、国宝7件・重要文化財87件を含む7420件。
なお、有名な尾形光琳の「燕子花図屏風」は毎年4月下旬・5月上旬に公開されている。
♦青山霊園
明治5年(1872年)に青山家の下屋敷跡を墓地としたもので、大正15年(1926年)東京市に寄付され、日本で初めての公営墓地となった。
現在は東京都の所管であり、面積は約26万平方メートル(7万9千坪)。
ここには吉田茂、後藤新平、大久保利通、乃木希典、志賀直哉、中村吉右衛門をはじめ、明治以降の著名な政治家、学者、文人、実業家、軍人、芸能人などの墓がある。
又、春桜並木は美しい桜のトンネルになり、花見客でにぎわう。
今回は大久保利通、志賀直哉、乃木希典の墓を訪れました。
【左から志賀直哉の墓、乃木希典・静子の墓、大久保利通の墓】